Masayo's Sketchbook

イラスト保管庫にしようと思ったけどこっちは雑記置き場にします。 主に音楽の話だけど何でもありのごった煮状態。 【ご注意】イラストの転載については元リンクの記載お願いします。

『ガチ夢中!』がプログレすぎて滅!

サムネ用

超特急の新曲、「ガチ夢中!」が2026年5月13日(水)にリリースされ、初日のオリコンデイリーは自己最高の439,596枚でダントツ1位、MVは公開から3日で100万再生達成と、いやあホント目出度い目出度い(何様)

 

まだ未見の方は、超特急らしい愛と狂気に溢れたハイパーチューンに圧倒されまくってください。

 

超特急「ガチ夢中!」

www.youtube.com

発売日:2026年5月13日

レーベル:SDR/Polydor Records(ユニバーサルミュージック)

作詞・作曲:新井弘毅・GAKU

編曲:新井弘毅・GAKU・キャサリン

 

曲を手掛けるのは、超特急の音楽プロデューサーでもある新井弘毅氏・そしてGAKU氏とアレンジにキャサリン氏です。

新井氏はTHE KEBABSのギタリストでもあり、音楽PDとしてDISH//・WurtSなども手掛け幅広く活躍されてます。GAKU氏も同じくDISH//や関ジャニ∞(現:SUPER EIGHT)ほか色々なアーティストへの楽曲提供の実績や、超特急では「REAL?」ツアーのサウンドディレクションでの参加がクレジットされていました。

 

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ところでですが、Xとかで「M!LKの曲を意識してバズり狙いをしてる」とかそんな意見見たんですよ。それ見た自分は、チッチッチッオマエわかってねーなーと思うわけですよ。

確かに同じ事務所(スタダ)だし同じEBiDANだし、というところはあるけど、音楽性はこの2組はこんなに違うんだよという比較を書きたいのでここに書きます。(素人目線ですが)

あらかじめ言っておくけれど、どちらが優劣という事は全く無く、似てるように見えてこんなに違うんだよという比較です。みんなちがって、みんないい 。

 

比較するのは上記「ガチ夢中!」とこの曲です。

 

M!LK「好きすぎて滅!」


www.youtube.com

発売日:2026年2月18日

レーベル:Colourful Records / ビクターエンタテインメント

作詞:MUTEKI DEAD SNAKE

作曲・編曲:浅野尚志

 

昨日(5/13)付のオリコンニュースでも発表された通り、グループ初の累積再生数2億回突破という怪物級のヒットソングです。

www.oricon.co.jp

 

昭和チックで熱血さのある歌謡曲風と思いきや、一転クールなブレイクを持って来るトリッキーな部分が印象的でバズって、令和時代のセンスにマッチする、浅野尚志氏らしい秀逸なアレンジの楽曲です。

「トンチキソング」と称される事も多いけど、キーやBPM、楽曲の構成については

「これぞ王道J-POP!」と言えるほど素直に作られてるなと感じます。

 

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ではこの2曲で比較してみます。

まずテンポ(BPM)の比較 ※Spotifyのミックスより引用

 

好きすぎて滅!  153bpm
ガチ夢中!    180bpm

 

ハイ出ました超特急名物の爆速BPM

 

「好きすぎて滅!」も、BPM150とちょっとアップテンポ気味ではあるんだけど、超特急は人間が踊ることを考えてないBPMを気軽に持ってきてしまう。

カウント取るダンサーの事を考えてやってくれ。

 

超特急のダンスボーカルグループらしからぬBPM使いについては、過去に記事を書いたので未見の方はぜひどうぞ。

hammygroove.hatenablog.com

 

次にキーの比較 ※これもSpotifyのミックスより引用

 

好きすぎて滅!  キー:3B(D♭ Major / C# Major)
ガチ夢中!    キー:11A(F# Minor)

 

Spotifyのキー表記は「11A」とか「3B」という表記になっていますが、これは「キャメロットホイール」というDJ界隈でよく使われるキー構成のことで、互いの数字やアルファベットが隣り合ってるとキーとして似てる(=ミックスしても違和感ない)と良く言われます。

note.com

キャメロットホイール

 

この2曲を上のキャメロットホイールで見ると、全然隣り合ってないのが一目瞭然。理論上は「似ていない曲」ですが、フロアの「エネルギーをガラッと変えたい」時にうまく繋げるとめっちゃブチ上がる曲ではあるので相性が悪いわけでは無いのでそこがDJのテクニックの見せ所です(自分DJじゃないけど)

 

そして最後に曲構成について。

「好きすぎて滅!」の構成をザックリ表にするとこんな感じ

Aメロ→Bメロ→サビ(Cメロ)という王道展開の後に入ってくるトリッキーな「いっさいがっさい」の部分。よく転調と称されるけど、自分は「ビート・スイッチ(曲の途中でリズムやベースラインが全く別のものに変わる手法)」と呼びます。

2番のAメロの代わりにこの部分が入ることによって、曲のトンチキさをより際立たせているのが浅野氏の手法だと言えるかも。

そしてアイドルらしさ全開なのがいわゆる「落ちサビ」でエモさを際立たせ、ラスサビで盛り上がるという王道展開。

本当にアイドルソングのお手本とも言える展開でこれが大衆にウケない訳が無いっしょ。

 

同じ浅野氏の超特急の楽曲「超えてアバンチュール」「ジュブナイラー」「メタルなかよし」も、曲調をガラっと変えるビート・スイッチが必ずあるヨ


www.youtube.com

いわゆるヘドバン部分「Yo! キミを訪ねて三千里~」のとこ

 


www.youtube.com

「まじ無理~」のとこ

 


www.youtube.com

「君も友達(そーじゃん?)~」のとこ

このパートがあることによって楽曲にジェットコースターのような緩急ができてノリが良く感じられたり、トンチキ感が高まる効果が得られると思う。

 

さて、「ガチ夢中!」の構成のほうはといえば、ザックリとこんな感じ

な に こ れ

・・・これ歌って踊るんですか??何考えてんですか??って全方向からツッコミたくなるほどパート多くて展開が複雑すぎて滅!(滅言いたいだけやろがい)

 

まず、「好きすぎて滅!」と同じく曲の印象を変えるビート・スイッチはあるけど、それが2回も入ってる。しかもサビの前に来る。
そしてブレイクの部分は定番の決めセリフじゃなくて「演説」と「会話」が二ヶ所に入る。まるで歌劇のように。そしてシンプル構成が主流のダンスミュージックにあるまじきのDメロ・Eメロ複雑に展開する様はまさにプログレッシブロック。
(ダンスミュージックは構成はシンプルな理由はそりゃダンスがメインだから)

こーれーは……トンチキとかの次元じゃないほど制作陣がブッ飛んでいる。ハッキリ言うとこんなヘンテコな曲で踊って歌うなんてのが可能なのは超特急だけだと個人的に思っている。

大衆性とかバズり狙いとかそんなの関係ない。

音楽の限界を追求する狂気とそれを最大限に応えるパフォーマンスの実力と、そして8号車(ファン)の熱い応援やコールの大乱闘で起こる相乗効果が他には真似できない魅力なんじゃないかなと思う。

だから自分は『超特急は規格外のボーイズグループ』と称してる。

 

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このように、同じ事務所でも同じEBiDANでもそれぞれ楽曲に個性があって、それぞれ素晴らしいパフォーマンスを魅せてくれるから音楽って面白いんよね。

 

最後に、超特急さん、東京ドーム2DAYSおめでとう~~!!